かきたま汁って、卵が下に沈んでしまったり、混ぜすぎて出汁が白濁してしまったり…
シンプルだけどなかなか難しい料理ですよね。
私自身、大好きな料理の一つなのですが、コツが掴めずふわふわの美味しいかき玉汁が作れずにいました。
そこで私が勤務している病院の調理師さんに作り方のコツを聞いたところ「片栗粉」を入れるタイミングが大事とのこと◎
失敗しない、簡単かき玉汁をご紹介します!
材料(4人分)
・卵 2個
・だし汁 600c c
・片栗粉 大さじ1
・(A)薄口しょうゆ 大さじ1
・(A)塩 小さじ1/2
・(A)みりん 大さじ1
(糖質が気になる方はみりんなしでも◎)
・(お好みで)ネギや三つ葉など 少々
作り方
①だし汁に、(A)を加えて加熱します。
(だし汁は、鰹節・昆布から取った出汁でも、顆粒だしでもどちらでも美味しく仕上がりますよ♪
我が家は時間の余裕がないので、顆粒だしにお世話になっています♪(´ε` ))
②一度火を止めて、同量の水で溶いた片栗粉を加え、ダマにならない様すぐに混ぜます。
先に片栗粉でとろみをつけるのがポイント!
卵を入れた時にとろみがクッションとなり、ふんわりとした卵がだし汁に均一に広がります。
③再度中火で加熱をして、よく溶いた卵を少し高めの位置から、手早く細く流し入れます。
(卵を溶いた器の淵に、箸を当てながら入れるとより細く流し入れることができます)
④”かき玉汁”の語縁にもなっているように、卵が固まらないうちに、箸で3〜5回ほど左右にかき混ぜます。
(※混ぜすぎるとモロモロになってしまうので注意です)
多少混ぜすぎてしまっても、だし汁にとろみがついているので白濁しにくくなっています。
⑤お好みで、ネギや三つ葉などをトッピングし、完成です♪
*調理の授業では、卵を入れる際、ザルを使うとカラザが取れて、より繊細なかき玉汁が作れると教わるのですが、洗い物が増えるのがヤダな…と思い直接投入しています!!笑
十分ふわふわなかき玉汁が作れますよ◎
*かき玉汁をメイン級にしたい場合は、豆腐や葉物野菜、しめじ等を入れてボリュームを出してみてはいかがでしょうか◎
野菜もカンタンに美味しく摂ることができます。
今回使用した「卵」の栄養は?
卵はビタミンC以外の全ての栄養素を含む、もっとも栄養的に優れた食品です。
その中でもたんぱく質の栄養価は、卵黄・卵白ともにとても高く、アミノ酸スコア※ はなんと100!!
まさに完全栄養食品なのです!
そんな卵1個には、6.2gのたんぱく質が含まれています。
卵と言えばコレステロールを気にされる方も多いのですが、健康な人でしたら1日1〜2個程度の卵の摂取は、血中コレステロールに、ほとんど影響しないと言われています。
コレステロールよりも、その他の栄養素が摂取できるメリットの方が大きいので、特に低栄養に陥りがちな高齢の方の栄養指導では、卵の摂取をオススメしています。
(ただし、食事摂取基準2020年版では、脂質異常症の方は重症化予防を目的として、
コレステロールを1日200mg未満に留めることが望ましいと示しています)
※アミノ酸スコア
たんぱく質の栄養価を示す指標。
体内で生成することができない必須アミノ酸が、どれくらい満たされているかを表す。
100に近いほどたんぱく質の栄養価は高い。
コメント